鹿嶋神社かしまじんじゃ

 

法人格/旧社格

法人/村社

鎮座地

茨城県土浦市中村西根817-1[Google Mapで表示する]

御祭神

御由緒

 当社は、武甕槌命を奉斎し、鹿嶋神社と称する。社伝によると、御祭神がこの地に鎮座されたのは、後小松天皇の応永二年(1395年)現稲敷郡阿見町竹来の阿彌神社の祭神を勧請したと伝えられている。以後、旧中村西根村の鎮守として、今日に至っている。
 境内には三間社流造の本殿と、間口三間の拝殿、それに両部形式の鳥居がある。これら両社殿と鳥居は、昭和五十三年(1978年)土浦市より一括して文化財に指定された。併せて棟札六枚も指定された。本殿は、享保八年(1723年)建立の記録がある。拝殿は、文政年間ごろの建立と見られる。鳥居は、寛延二年(1749年)の建立とされる。
 その後星霜を重ね、風雪に耐えてきた社殿ではあるが、近年老朽化による傷みが顕著になり、修理の必要が生じた。時同じくして、氏子、崇敬者より社殿修理を含む境内整備事業を行う気運高まり、発願あって、これを総代会に相諮り決議し、役員会により決定された。
 本殿は、建立当初の姿や造りなどの保存状態が良く、さらに屋根はこの地方でも希少になった茅葺である。しかし、昨今の茅葺職人や茅場の減少によって、将来の屋根修理には困難を来すことが予想された。然る上は鞘堂を以って本殿を覆い、末永く現在の姿をそのまま傳うべく鞘堂の建設を決定し、平成十年に竣工した。
 鳥居は、修理によって建立当初の両部鳥居に復元され、当初の礎石も地中より発見され旧に復した。また、設置場所は市道拡幅工事に重なり、一間余拝殿側に移動し、平成十四年に竣工した。
 拝殿は茅葺であり、本殿同様将来の修理に困難を来すことが予想され、茅屋根を内部に残し、屋根型金属板で屋根を覆い、平成十五年竣工した。
(修復記念事業碑抜粋)

施設

本殿
形式は平入りの三間社流造り。屋根は茅葺。軒の組物は一手先である。浜縁に脇障子はなく、高欄の四隅の親柱には神社建築では少ない唐様宝珠の逆蓮頭が付いている。建物には彫刻などの飾りが少ない。建築当初の姿が良く残されている。昭和八年(1771年)と嘉永五年(1852年)の屋根葺き替えの棟札が残されており、様式や構法から見て、江戸時代中期の建築と推定される。

拝殿
梁間三間、桁行三間の建物であるが、桁行中央の一間は実寸で二間分ある。屋根は茅葺の寄棟造りである。本殿より構法も新しく、江戸時代後期の建築と推定される。

鳥居
鳥居形式は、柱の前後に袖柱をもった両部鳥居である。建築年代は不明である。

写真

神社正面
手水舎
末社
末社
拝殿正面
本殿覆い屋
末社
末社
末社
拝殿
拝殿
神苑