奈美松霊・古津松霊なみまつのれい・こつまつのれい

 

常陸国風土記の香島郡の条に、童子女(うない)の松原の伝説の記述があり、それによれば、昔、年若い僮子(うない、少年少女の意)がいて、少年は名を那賀寒田郎子(なかのさむたのいらつこ)といい、少女は海上安是嬢子(うなかみのあぜのいらつめ)といったが、土地の人は二人を神のおとこ、神のおとめと呼んでいた。二人は夜ひそかに童子女の松原で逢っていたが、いつか夜が明け、人に見られることを恥じて松の木に化身した。少年の松を奈美松とし、少女の松を古津松と名付けて今に至るまで改めていないと記されている。この遺跡は、波崎町の手子后神社の地に比定されているが、或いはこの伝承の地と地形の上で類似している中津川の地にも、この説話が伝えられていたものか。

名前の一覧

奈美松霊・古津松霊なみまつのれい・こつまつのれい

この御祭神を祀る神社

奈美松霊・古津松霊手子后神社茨城県石岡市中津川639

縁戚関係にある御祭神

御親神

 

兄弟神・姉妹神

 

御子神